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八戸城跡発掘情報

八戸城跡

所在地:八戸市内丸3丁目地内ほか
調査期間:6/30~7/12(調査終了)
遺跡の年代:近世

八戸城跡は、八戸市の中心部にある江戸時代の城跡です。寛文4年(1664)に八戸藩が誕生し、城が本格的に整備されました。
今までの調査で、土塁跡や掘立柱建物跡、塀・堀跡、井戸跡などが見つかっています。また、食器や文房具、化粧道具、玩具など、城の生活の様子をうかがうことができる遺物が出土しています。
今回の調査では、城の外堀跡と武家屋敷の一部とみられる竪穴建物跡がみつかりました。八戸城の外堀跡が発見されたのは初めてのことです。
外堀跡からは、金象嵌(きんぞうがん)が施された小柄(こづか)の柄の部分がみつかりました。また、竪穴建物跡からは、ままごとの道具と考えられる小型の陶磁器や土製の人形、ホッキ貝の貝殻などが出土しました。
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外堀跡と竪穴建物跡