トチの実で縄文クッキング

11月18日、縄文人の食材であったと考えられているトチの実で、トチ餅つきや、コザワシ作り、コザワシの羊羹や餡つくりの体験教室が行われました。7名の方が参加して下さり、出来上がるまでの作業を体験して頂きました。
最初にトチの実のアク抜きをするための灰汁作りや、トチの皮むき・薄く刻み・水にさらすなどをしました。コザワシ作りは水でさらしたトチの実を使い、灰汁と一緒に煮溶かし・布袋に入れて漉し・水の中で布袋を揉み灰汁を抜き・水にさらして完成です。出来上がったコザワシを使い、トチ餅に付けて食べる餡と寒天を使って羊羹を作りました。トチ餅はアク抜きをしたトチの実を刻み、餅米の上にのせ一緒に蒸し、臼と杵でつきました。
灰汁を棒でかき混ぜる時に底に溜まっている灰のために、かき回すのにかなりの力が要ることや、トチの皮がなかなか剥きにくかったりと、参加者の方には体験してみて感じたことがいろいろあったのではないでしょうか。最後に縄文人の毎日の暮らしを想像しながら、試食して終了しました。(八木田)