是川中学校の野焼きに参加して

10月27日に是川中学校での野焼きをサポートするため、縄文是川ボランティア5名が出向きました。私は昨年も参加しましたが、野焼きの最終段階である薪をかぶせて強火で加熱する際に壊れた作品があったので、今年はその原因を考え、対策を立てて臨むことにしました。原因は強火で焼く前段階での加熱が弱かったと考えられたので、その点を改善するための対策として、⑴野焼きの火がよく燃えるように、焚き付けを十分に用意する事、⑵薪を井桁状に積み上げ熱の伝わり方を改善する事、⑶初期段階の温度を以前より高めにしていくことにしました。これらのことについては是川中学校に伺って担当の先生方とも話し合い情報を共有しました。学校側も焚き付けとして木くずを用意したり、できるだけ野焼きの時間を増やすように工程を工夫してくれました。その結果、今年はほとんど壊れる作品がなく野焼きができました。
12月16日と17日、はっちで是川小・中学校の木彫・テラコッタ展が開催され見学しました。野焼きで焼いた作品と共に中学生は各自の感想文も添えられており、3年生には最終学年で壊れずに焼けて良かったということが書かれているものがあり、携った裏方としてはうれしく思いました。(村中)