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平成25年度考古学講座(後期第2回)を開催しました!

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1月11日(土)に考古学講座を開催しました。この講座は、平成26年3月までを後期日程として、「考古学研究・人類学研究最前線!」をテーマとした講演会を4回実施していきます。今回はその2回目の講座となります。

講師は、東京大学大学院新領域創成科学研究科の教授の辻誠一郎先生です。

辻先生には、現在、当館と「古八戸湾変遷と集落生態系の復元」をテーマとした共同研究に取り組んでいただいております。ご講演では、「縄文時代前半期の環境変動と集落生態系」と題し、これまでの研究成果とともに、火山噴火や縄文海進といった環境変動と、これにともなう縄文人の集落生態系の移り変わりについて、お話しをいただきました。

ご講演では、地球規模での環境変動とともに、個別の地域での環境変動に目を向けなければならないことを強調されました。それぞれの地域には独特な環境変動のイベントがあり、各地の縄文人の生態系を明らかにするためには、各イベントの影響の広がりや年代などを丹念に理解することが必要です。

こうした視点のもと、北東北で重要な十和田火山の噴火イベントや、縄文海進時の地形変化について、関東の事例をふまえながら、新しい知見を披露されました。また、青森市の三内丸山遺跡や、近年研究が進んでいる岩手県一戸町の御所野遺跡での集落生態系モデルが紹介され、八戸地域における縄文時代前半期の集落生態系について、その見通しをお話しいただきました。

次回は、平成26年2月8日(土)14:00からです。講師には、国立科学博物館の人類史研究グループ長の篠田謙一先生をお迎えします。篠田先生は、古人骨のDNA分析から日本人の起源についてご研究を進められています。最近では、沖縄県の白保竿根田原洞穴から出土した旧石器時代の人骨(約20,000年前)から国内最古となるDNAを検出されたとのことで、大きな話題となっていました。「われわれ日本人はどこからきたのか」というご演題のもと、ご講演をいただく予定ですので、次回もぜひご参加ください!