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新井田古館遺跡発掘情報

新井田古館遺跡
所在地:八戸市大字新井田字後庵21-1
調査期間:7月中旬~8月上旬
遺跡の年代:中世
新井田古館遺跡は、新田城に隣接する中世の城館跡です。
区画整理等に伴う調査によって、堀と土塁がめぐる複数の区画のなかに、掘立柱建物跡を中心とする建物が建っていたことがわかっています。
今回の調査でも、深さ1.5m以上の堀跡や井戸がみつかりました。
検出された堀跡は、これまで見つかっている堀跡につながります。
堀跡から作られた時期を示す遺物は見つかっていませんが、これまでの調査から、15~16世紀に作られ、江戸時代には埋め戻されていたことがわかっています。
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堀跡
2条の堀が並行してみつかっています。左側は断面V字形の薬研堀、右側が底が平らになった箱堀です。

井戸実測
井戸跡を調査中!
現在の地面から1.5mほどで水が湧いてきたため、水中ポンプで水をくみ上げながらの作業です。