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平成26年度是川縄文館考古学講座(後期第3回)を開催しました!

H26-2archaeologicallecture3-thumb-400x300-4962月7日(土)に考古学講座を開催しました。本講座は平成26年12月~平成27年2月を後期日程として、「北東アジア・オセアニアの考古学」をテーマとした3回の講演会を実施しています。
今回はその3回目の講座として、講師に東北福祉大学総合福祉学部教授の梶原洋先生をお迎えしました。「北東アジアから見た日本先史時代」というご演題で、とくに縄文時代のはじまりの頃を中心とし、これまでのロシア極東での調査成果をもとに、日本列島との文化の関連性についてお話しいただきました。
日本列島を含む北東アジアの諸地域において、先史時代における地域間での交流が以前から指摘されており、たとえばユーラシア大陸北東部で新石器時代初頭によく作られる「石刃鏃」が北海道東部を中心に縄文時代早期の遺跡で発見されるなど、地域間での文化的な連続性や同異性について議論が深められています。
ご講演では、ロシアの歴史全体をふまえつつ、とくにロシア科学アカデミー極東支部との日露共同調査での成果について紹介されました。沿海地方の最古級の遺跡として著名なウスチノフカ遺跡群での発掘調査などから、海で隔てたロシア極東地域と日本列島での、作られる石器や土器の類似性について詳しく解説していただきました。また近年注目されている、中国広西省の仙人洞出土の2万年前とされる土器にも触れられ、北東アジアにおける土器出現期に様相ついても展望していただきました。
本講座「北東アジア・オセアニアの考古学」は、今回をもって終了となります。多くのみなさまからご聴講頂き、誠にありがとうございました。平成27年度の考古学講座は、5月から開催を予定しています。今後、当HPや広報はちのへなどで告知しますので、ぜひご参加ください。