ExcavationIs

令和2年度の一王寺遺跡発掘調査

昨年度に引き続き8月から史跡「是川石器時代遺跡」のうち、一王寺遺跡の内容を確認するための発掘調査を行いました。

一王寺遺跡は、縄文時代前期から中期を中心とした集落遺跡です。これまでの調査により、前期には貝塚が作られ、さらに中期にかけて土を盛った捨て場や竪穴建物、貯蔵穴などがあることがわかっています。

昨年度からの発掘調査は、各時期に作られた施設がどのような範囲に広がっているのかを調べるために行っています。

令和2年度に行った発掘調査を画像で振り返ります。※画像は拡大できます。
(詳しい調査成果は遺跡報告会資料でご覧いただけます。)

調査トレンチの位置を決めて、すずらんテープを張っていきます。(8/4)
一王寺遺跡は現在、広い野原になっています。 (8/11)
地面のすぐ下が遺跡です。次々と土器が出てきます(8/11)
昨夏はとてもとても暑い日々でした。休憩の様子です(8/11)
土器があまり出ない時は、じょれんを使って水平に少しずつ土を削っていきます。(8/12)
たくさん土が出る場合は、一輪車を使って、土を外へ運びます(8/18)
土器の見つかった位置や、トレンチの断面も図面にしていきます(8/25)
遺跡の様子を調べるため、長いトレンチも掘りました(8/26)
記録写真も欠かさず撮っていきます(8/27)
脚立に上るとこうした風景が見えます(8/27)
真っ直ぐに石が並べられていました(9/9)
竪穴建物の中から石棒や土器がたくさん見つかりました(9/17)
きれいに形が残っている土器もありました(9/19)
逆さにした土器が地面に埋められていました。上には石が乗せられています(9/19)
今年も発掘体験も行いました。テントを張って暑さ対策!(9/19)
知識・経験が豊富な専門家に、調査指導をしていただきました(9/24)