EventInfo

11月3日「是川縄文の日」を開催しました

広く市民に是川の縄文遺跡の価値や縄文文化の多様な魅力を知ってもらうために、本年(2020年)から毎年11月3日を「是川縄文の日」として、様々な縄文イベントを開催しました。
記念すべき第1回目となる今回は、新型コロナウイルス感染症の影響が懸念される状況下ではありましたが、来館者の皆様にマスクの着用、手指消毒、検温、他の人との適度な距離の確保などのご協力を得て、安全に実施することができました。

(主なイベントの状況)
〇学芸員と常設展クルージング!

学芸員による常設展のギャラリートークを開催しました。普段は実施していませんが、その分、参加者の皆さんが熱心に聞いている姿が印象的でした。時間の関係で説明できなかった展示についての質問が飛び交うなど、是川の縄文遺跡に興味津々!

ギャラリートーク
学芸員による常設展ギャラリートーク

〇かくれ「いのるん」を見つけてクイズに答えよう! 
スマホを使ってクイズに挑戦する親子連れや、本気で取り組む大人のグループも見られ、かなりの人気企画となりました。この企画では、クイズを楽しむだけではなく、クイズの答えの解説書を渡し、家に帰ってからでも縄文を学ぶことができるようにしました。

クイズ
かくれ「いのるん」クイズに夢中!

〇発掘調査出土品展示
是川縄文館では、市内の遺跡の発掘調査を行っていますが、その際に出土した土器などを整理していく様子を映像で紹介したり、出土品の現物を展示して、市民の皆さんに成果を見ていただくことができました。

出土品展示
発掘調査出土品展示の様子

〇「縄文体験コーナー」
ボランティアの指導のもと、「滑石の勾玉づくり」を体験いただきました。無料で行ったこの体験は、実施した4回とも満席で、参加者には約1時間かけて滑石を磨き上げてもらいました。

体験
滑石の勾玉作りを楽しむ様子

ボランティア活動レポートもあわせてご覧ください→「是川縄文の日」で縄文体験コーナーが盛況

〇いのるんと遊ぼう!
なんといっても、是川縄文館のマスコットキャラクター「いのるん」が大人気!「いのるん」の登場に喜ぶこどもたちは、一緒に合掌のポーズをとったり、記念写真を撮って楽しいふれあいタイムを過ごしていました。

いのるん
「いのるん」とふれあいタイム

〇JOMONクロスワード
11/3~11/30に実施しました、「JOMONクロスワード」にご応募いただき、大変ありがとうございました!おかげさまで108名もの方々からご応募いただきました。回答用紙・回答編・豆知識を、別添のとおりアップしますのでよろしければご覧ください。また、応募された方々の中から抽選し、当選された方へ記念品を贈らせていただきました。
01 クロスワード_問題用紙 pdfファイル(199kb)
02 クロスワード_回答用紙 pdfファイル(236kb)
03 クロスワード_豆知識 pdfファイル(590kb)

 

コロナ対策のため、土偶のお面づくりは急遽工作キットプレゼントに変更したり、体験コーナーで人数制限を設けたりとご希望に添えない場面もありましたので、一日も早いコロナ収束を願うばかりです。

今年は、泉山兄弟による是川遺跡発掘100周年を迎える節目の年です。また、早ければ2021年の夏ごろ是川石器時代遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産になることが見込まれています。更には2021年7月10日に是川縄文館開館10周年を迎える記念すべき年に当たります。
是川遺跡をはじめとした縄文文化の価値や魅力を理解し、誇りをもって紹介できるよう、市民の皆さんみんなで盛り上げていきましょう!