
カシュー漆塗りをしました
10月8日、朝は雨が落ち心配しましたが、次第に晴れ上がり気持ちよく外で作業できました。去年までは学芸員さん指導のもと赤・黒のカシュ―漆を土器・土偶に塗りましたが、今年は、16人の参加で3年目にして色作りからボランティアだけで行うことが出来ました。カシュ―漆にベンガラを溶き赤色、炭粉を溶いて黒色を作ります。うすめ液で程よい濃さにして、それを自作の土器や土偶に塗ります。カシュー漆はカシューナッツの殻から作る油で漆みたいにかぶれることが少ないので、漆器・家具・調度品などに使われています。
合掌土偶は赤く塗られていたとわかっています。展示室で一回りしてみてください。赤い色が見つかると思います。また、是川遺跡の特徴は漆塗りの土器がそのまま発見されていることです。こちらも縄文人の技に思いを寄せながらご覧ください。
私たちボランティアの作品は12月5~7日市美術館で展示します。ぜひ足を運んでご覧いただきたいと思います。 (大久保)