KorekawaIs

5/19シカの角でペンダント作り教室が開催されました。

私はボランティアになってから初めての体験でしたが、親子や友人連れ、愛好家など約20名の参加者がありました。私は親子連れの参加者さんの体験に協力をしました。お子さんは小学4年生の女の子でしたが、自分のペンダントを作るのに本当に一所懸命であり、その熱心さにおどろきました。

小さな長方形のシカの角を楕円形に加工したい。自分のイニシャルを入れたい。黒っぽいシカの角に文様を入れたい。の3つの要望があり、私にたずねられました。私は四隅をヤスリで切って楕円形に整えること、文様はヤスリで削って見本の好きなもに近づけよう、イニシャルは女の子にまかせることで熱心に作るのを見守りました。お父さんは自分のものを作るのに打ち込んでいました。女の子も自分のものができていくことに我を忘れて取り組んでいました。特にイニシャルを入れるところでは、文字を入れようとしていろいろなヤスリをみつけて削り、手を休めずに取り組む姿勢・熱心さにはとてもおどろきを感じました。

自分の手で自分のものができる。とにかく文字を深く刻もうと何度も何度もヤスリを入れていました。素晴らしい宝物ができるようにと思いながら作るのを見つめていました。2時間はあっというまに過ぎ、何とか時間内にペンダントが完成しました。そして先端に穴をあけて紐を通してあげました。女の子はそれを首にかけて得意顔でお父さんに見せていました。

シカの角は硬くて思うように削れないのに、小さな手でヤスリをもって取り組む熱心さに、何か熱いものがこみ上げる体験教室でした。女の子にとって今日の教室は、大変よい思い出になることでしょう。ボランティアの指導もうまくいき、よい教室となったと思います。子どものころから縄文文化を体験できることに私自身感動しました。

(南山)